うつ治療の情報【精神力によって治療する精神療法】

ウーマン

3つのステップを踏む

カウンセリング

投薬を中心に

うつ病の治療は急性期、回復期、再発防止期の3段階に分けて進んでいきます。急性期は主に気分の落ち込みや強い不安などの辛い症状を改善していく時期です。そのため、うつの度合いが中度から重度の場合は薬物治療が行われることがほとんどです。仮に生命の危険が差し迫っている状況なら入院治療という流れになります。食事や水分をほとんど取ることができない時や指示通りの服薬が難しい時、家事や育児、一人暮らしなど、自宅では十分な休養をとることが難しい場合も同様です。症状が落ち着き、回復期に入ったら元の生活に戻していくための治療がスタートします。症状が寛解しても抗うつ剤は急性期を乗り切った時と同量、飲み続けるのが通例です。これはちょっとしたことで再発する可能性がこの時期はまだ残っているからです。また、薬物投与に併せて、毎日の生活ではそのリズムを整えておくことになります。例えば、一日三食などきちんと食べる、起床時間を一定にする、気分の良い日はウォーキングをして体力の回復を図るなどです。そして、再発防止期は症状の再発を防ぐ時期になり、抗うつ剤は回復期と合せて1年ほど服用を続け様子を見ていきます。その後、医師の指示の元、減量が行われ、やめる時期は本人の希望を含め総合的に判断されます。治療のベースとなるのは急性期から再発防止期まで通して薬物治療になります。医師との信頼関係を築くためにも治療開始前に、薬の十分な知識を得られるように、医師や薬剤師から説明を受けることが大事です。自分は服薬している抗うつ剤の名前もしっかりと覚えておくようにします。抗うつ剤は、一種類を少量からスタートさせるのが基本です。早く治したい気持ちがあったとしてっも焦らずに、一つひとつ薬の効果を見極めていくことが自分に合う薬を見つける近道です。最初から複数の抗うつ剤を試したり量を多くスタートしたりすれば、どの薬が効果を出してどの薬が有害作用を働かせているのかの判断が難しくなります。もっとも、そのような処方を行う医師との信頼関係は築くのは難しいですから病院選びの一つの指標にもなります。最終的には抗うつ剤の効果や有害作用に目を向けながら十分な量まで薬を増やし飲み続けることになります。スタートした時よりも量が増えることに不安になったり、治療がうまくいっていないのではとがっかりしたりする人も多いですが、薬物治療では何よりも有効性を発揮できる量をしっかりと服用し続けることが重要です。薬の数でなく同じ薬の量が増えていくことに関してはそう懸念する材料ではありません。充分な改善がみられない場合には、種類が増やすのでなく、替えたり、抗うつ剤以外の薬を併用したりして様子を見ることになります。